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the HIATUS「MONOCHROME FILM TOUR 2018」クイックレポート

 

the HIATUSの「Monochrome Film Tour 2018」に参戦してきた。

the HIATUSは自分にとって、細美武士のソロプロジェクトとして始動した当時から約9年間、ずっとフェイバリットなバンドだ。

個人としては、2014年の武道館公演以来の四年ぶりのtheHIATUSライブの参戦だった。

 

10/24 NHK大阪ホール

今回のツアーは全行程ホールでのライブということで、いつものライブとは少し雰囲気が違うようだ。

ステージの両脇には、大きな白い柱が電飾を纏ってそびえ立っており、中央には、キャンドル・ジュンが手掛けたキャンドルのモニュメントが幻想的な雰囲気を演出している。

 

ライブが始まると、ステージ背景のスクリーンには、リアルタイムで、メンバーが演奏している映像がモノクロのエフェクトをかけて映し出されている。

今回のツアーに関する前情報は少なく、一体どんなコンセプトの公演なのかと思っていたが、そうか、モノクロームフィルムツアーって、そういうことかと腑に落ちる。

細美武士曰く、曲順も全行程同じだけど、後ろに流れる映像は、その日だけの特別なものになる。とのこと。

 

ホールならではの上質な音響に包まれ、バスドラの重低音は体の芯まで響く。ホールという環境に合わせてか、ミドルテンポの、雰囲気を持ったナンバーたちが次々と繰り広げられていく。

 

音と映像という美酒を浴びて酔いしれる。

 

the HIATUS始動10周年への想い

細美武士がMCで言っていたが、10周年を前に、今まで共に歩いてきたファンと、こうした形で音を届けたかったとのこと。

「こんなに一生懸命やるのは始めて。別に今までが一生懸命じゃなかったわけじゃないけど、いつもはビールを飲みながらライブやって、すぐゲップが出そうになっちゃったりするから…今日は赤ワインにしてます。

といった細美氏のMCで会場に笑いが起こる。

「あ?うるせーよ、ブス!」

いつもの細美節も飛び出し、ホールという環境で若干固くなっていたオーディエンスたちをほぐしてくれる。

そして10周年となる来年には、the HIATUS 6枚目となるアルバムを出すと公言してくれた。

 

最高峰のプレイヤーたちが紡ぎ出す本気演奏。その一曲一曲が美しい炎の結晶のような、静寂と激情を併せ持った物語のような、気づけば2時間近くの時間があっという間に流れていた。

 

アンコールも終わり、全行程終了のアナウンスが流れても、さらにアンコールを求めて鳴り止まない手拍子が印象的だった。

 

the HIATUSは、世界のロックシーンでも引けを取らない、数少ないロックバンドの1つだ。それを改めて実感した夜だった。

今後もこのスーパー音楽集団から目が離せない。