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the HIATUS 6th album  『Our Secret Spot』個人的レビュー

総評

高純度の楽曲に彩られた、the HIATUSの新たな到達点。

ポイント

・全体としてミドルテンポでしっとりした雰囲気
・無駄がなくタイトで研ぎ澄まされた楽曲たち
・新しいものを作るという挑戦的な姿勢は顕在

具体的なレビュー

「音も人間も、いい意味でおっさんになった」とメンバーが言っているように全体的に落ち着いていてテンポの早い曲は無い。

細美武士がよりボーカルに徹していて、他の楽器も全体的に音数や手数が絞られている。そのぶん全ての音に艶や色気が増している。ギターにディストーションをかけたようなノイジーさはほぼ無い。
余計な要素は無くシンプルで研ぎ澄まされており、より楽曲が「ピュア」に近づいている印象を受けた。

とはいえお決まりとなったようなコード進行、フレーズは無く、新鮮。一部シンセサイザーやエフェクトなど取り入れるような挑戦的な姿勢は顕在。
MONOEYESやELLEGARDENの活動によって細美武士の中のポップネスな要素をそちらに寄せることで、よりthe HIATUSはアバンギャルドな方向に振り切っている。

かといってRadioheadのように難解なまま提示するのではなく、ちゃんと聞く人が音楽として楽しめるような形に落とし込んでいる。

つくづく、成功しているバンドの中でも稀有な存在だと思う。
一般的には無名でも、オーケストラ編成でホールツアーを行い、武道館公演をやればソールドアウト、JAZZ編成でBlue Noteでも公演し、10周年イベントでは東京国際フォーラムで開催することが決定している。

そんなロックバンドはロックバンドは日本ではthe HIATUSぐらいだろう。

まだまだ目が離せない。


※英語はわからないので歌詞に関するレビューは割愛


P.S
1st Album 「Trash We’d Love」の名前に込められてた仕掛けが何なのか全然わからなかったけど、アナグラムで「Save the world」という言葉になる、とのことだった。(ロッキンオンのインタビューにて)

そうだったのかー!で、Save the worldって何。