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タイポグラフィの基礎 その① 〜プロローグ〜

ここからは、デザインを作成するうえで欠かすことの出来ない概念のひとつ、「タイポグラフィ」についての記事を書いていこうと思います。

タイポグラフィとは?

そもそもタイポグラフィとはなにか。

“ 活字を適切に配置することで、印刷物における文字の体裁を整える技芸 

Wikipediaから引用すれば、上記のような説明になります。
この「文字の体裁を整える」というのがタイポグラフィにおけるポイントになるかと思います。

「印刷物における」とありますが、今の時代はテキストが乗る媒体は印刷物だけでなく、電子機器のインターフェースやWebが一般的となりました。しかし、デザインにおけるタイポグラフィの重要性は、どの媒体になっても変わることはありません。

デザインにおいて非常に重要な概念、まずおさえるべき「基本」と言っても過言ではないと思います。

タイポグラフィを意識することのメリット

タイポグラフィにおける「文字組み」をしっかり反映することのメリットとして

  • 文字が整えられているビジュアルはそれだけで「品質」が高まる
  • 扱う題材となる商品・サービスに対する「信頼感」が高まる
  • 文字で雰囲気を演出できるようになる

主に上記の3つが挙げられるかと思います。

「信頼感」や「品質」という面の例でいえば…
例えば、下記のような2種類の勉強会のお知らせが手元に届いたとしましょう。

内容はどちらも同じですが、どちらの勉強会のほうが信頼できそうと感じましたか?
どちらの勉強会ほうが「ちゃんと学べそう」と思いましたでしょうか?

穿った見方さえしなければ、普通は右、タイポグラフィが加味されたデザインの内容のほうが信頼できると思います。

タイポグラフィは細かく地味な話に思えるかもしれません。ですが、これほど見た人の感情を左右するような、細かいですがとても重要な要素となります。

有識者のことば

タイポグラフィに関する有識者の言葉も挙げたいと思います。

まず、 「社会人のためのWebデザインスクール」講師 stocker.jpで講師をされている「なつき」氏の記事を引用させていただくと

見出しやタイトル画像における文字組みや文字詰めは、人物画の「瞳」と同じくらい大切なもの

http://stocker.jp/diary/typographic/

とあります。趣味でイラストなどを描いたりしている人からすれば、人物・キャラ絵における「瞳」と同じ、と言われたらその重要さはきっと伝わると思います。

もうひとつ、Information Architects JapanのOliver Reichenstein氏の言葉を引用させていただきます。

Web上の情報の95%は文字になった言葉です。ですから、Webデザイナーになる人間は言葉や文章の体裁について、つまりタイポグラフィについてきちんと訓練を受けていることが必要である、というのは理にかなった主張だと考えます。

https://ia.net/topics/the-web-is-all-about-typography-period/

こちらはWebデザインを題材にした話ですが、おおよそ殆どのデザインの現場において重要な内容となると思います。

今回のまとめ

  • タイポグラフィとは、活字を適切に配置することで、文字の体裁を整える技芸。
  • 文字組みをしっかり意識するだけで、クリエイティブの品質は確実に向上し、題材となるモノ・商品・サービス・イベントに対するイメージも向上する

 

その②につづく