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タイポグラフィの基礎 その⑤ 〜大きさを(あえて)変える〜

前回の記事、「タイポグラフィについて その④ 〜大きさを揃える〜」では文字の大きさを揃えることの重要性を解説してきましたが、今回一転して文字の大きさを(あえて)変えるとはどういう事なのか、解説していきたいと思います。

文言に抑揚をつける

前回までのテクニックは、文字のまとまりや美しさを向上させるためのテクニックだったのですが、今回は文言に抑揚をつけて伝えやすくするというテクニックになります。こちらもタイポグラフィとしては重要なテクニックとなります。

強調したい文言を大きくする

文字の大きさを変えることで、特定の文言を強調して伝えることができたり、文言全体に抑揚や動きをつけることができます。大抵の場合は訴求となる文言を強調したり、「述語」の部分に動きをつけたりして、文言自体を効果的に見せることが出来るようになります。

例えば上記のような文言があった場合、漢字部分の言葉を大きくして抑揚をつけると、以下のような見た目になります↓

日本語の場合は、漢字を飛ばし読みすればある程度意味を把握できるという特徴があるため、この「漢字部分を大きくする」ことは可読性を向上させるという面でも効果があります。

 

重要でない文字を小さくする

メインとなる文字を他の文字が邪魔しないように特定の文字を小さくすることも大切です。

「月」や「日」よりも数字のほうが重要であるため、他の要素のじゃまにならないように縮小してあげます。

こうすることで数字が伝わりやすくなり、パッと見たときの可読性が向上します。

広告デザインの分野では、わりと当たり前に取り入れられている手法になりますので、日付・値段など数字が含まれる文言を扱う際は基本的にこの手法を適用してあげるように意識を持っておくと良いと思います。

 

今回のまとめ

  • 文字の大きさを変えることで文言に抑揚をつけるのもタイポグラフィにおけるテクニック。
  • 日本語の場合、漢字を飛ばし読みすればある程度意味を把握出来るという特性を持つため、漢字だけを拡大する方法は可読性の面でも効果的。
  • 日付や値段は、数字が伝わりやすいように「月」「日」「円」などは基本的に縮小して数字の邪魔にならないようにする