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人材育成、褒めて伸ばすか?叱って伸ばすか? vol.1

何年も同じ仕事を続けていれば、部下を教育するという機会が訪れると思います。または、子供が出来て親になれば、だれでも子供の育児・教育という役割が発生します。

そんなとき、教育の仕方で悩んだ経験はありませんか?

教育者の悩み


教育の手法として大きく分類されるのが、
厳しく接して、緊張感を持たせ、メンタルも鍛えていく、いわゆる「叱って伸ばす」やり方。
いい部分をまず褒めて、そのあとで足りなかった部分を「ここはこうしてみようか」と促す、「褒めて伸ばす」やり方。
もしくはその両方を使う、「アメとムチ」なやり方など…

職場環境やシチュエーション、教育担当の人柄によって様々かと思いますが、人に指導したり、教育するという機会があまり無かった人にとって、どう接するべきなのか悩んだりすることもあると思います。
自分もそうでした。

関係がギスギスしたり、嫌われるのは避けたい…という思いから、結局中途半端なコミュニケーションになり、自分にとっても相手にとってもいい結果にならずに終わるということを多々経験してきたように思います。

いろんな書籍を読むと、まず褒めることが大事だ、という主張を目にします。
確かに間違ってないと思うし、自分の手がけたものや、行いが褒められるのは嬉しい。モチベーションに繋がっているような気がします。

そういった自分の経験からも踏まえて、自分も人に何かを教える際は「まず褒めることが大事」というスタンスでやってきました。
しかし、最近読んだ本に書いてあった内容で、「なるほど…!」と目から鱗が落ちたものがありました。

アドラー心理学


その本というのがこちら。『嫌われる勇気』です。
出版から時間が経って、かなり今更な感は拭えませんが、最近になってやっと、この本を読みました。

基本的な内容は、アドラー心理学が元になった自己啓発本であり、読んでみると確かに非常に為になる考え方がたくさんあり、自分の意識の持ち方をや考え方を変えてくれる内容となっておりました。

そこで教育について、少しだけ書かれていた内容があるのですが、その内容が今回のタイトルでもある褒めるべきか、叱るべきかという議論について少しだけ触れられていたのですが、その問いに対するアドラー心理学の考え方に非常に納得させられたのです。

では、アドラー心理学では、褒めること、叱ること、どちらが推奨されていたのでしょうか?

答え:

アドラー心理学では、どちらも推奨されておりません。

 

褒めてはいけない、叱ってもいけない


え??褒めてもダメ、叱ってもダメって、じゃあ一体どうすればいいの…!
となってしまうのも無理はありません。自分もこの一節を読んだときはそうでした。

まず順を追って、アドラー心理学における「縦の関係」と「横の関係」の解説から始める必要があります。

vol.2へ続く